あらすじ
寒村アスト。そこは消極的な画一主義が蔓延していました。
その原因の一つは、半年以上にかけて絶え間なく村に降り注ぐ〔凍てつく雨〕の存在です。
この呪いの雨にあたれば、すぐに凍傷にかかってしまいます。これは人体にのみ影響がありました。
村の老人はこう言いました。「先祖の呪いだよ。これは報いの雨なのだ」と。
そんな閉ざされた白霧の世界で生まれた少女リル。
彼女は自身の成長と共に、悲観的な村社会の風潮に対して、次第に疑問を持ち始めました。
〔自我〕に目覚めだしたリルの待ち受ける運命とは?
編集者から一言
寒村アスト。そこは〔凍てつく雨〕が降り注ぐ、消極的な画一主義の村。この村で生まれた少女リル。 彼女は、村人たちの生き方に対して、次第に疑問を持ち始めた。リルに待ち受ける運命とは?
森谷朋未の処女作『多くの一人』。
倉石清志の監修の下、本作は制作された。
全体主義・画一主義の傾向にある寒村アストに生まれ育った少女リル。
天真爛漫で自由と個性を愛する一人の少女の運命が描かれた大人の絵本。
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